サービスの本質
モノを買う=取得・消費するという行為、そしてすべてのサービスの本質のには『精神と感情』が深く関わっていると思います。
一つは生きていくうえで不可欠な食料品・日用品・消耗品などのモノそのものを取得・消費することを目的とするケース。これらは生理的安全欲求を満たします。
他方で可愛いものやカッコいいもの、便利なものや高価なもの等、自身にとって付加価値の高いものを取り入れ、思考の中に存在するなりたい自分や求めるライフスタイル・自己実現を叶える嗜好品などを取得する事で獲得出来るハッピーな感情獲得が目的となるケース。
僕たちが何かを取得・消費する行動の背景にあるのは、その先にある感情の獲得によって得られる精神の喜びや心の安定が存在している。
これはもはや人間の性なのだろうと思うのです。
何かを得ることによって失われた何かを満たす、それらは感情と精神が深く関わっている。
何かを満たす行為は様々な場面で行われ、精神と感情のバランスを保つ処方箋となりえています。
スマホの普及により利便性が高く簡潔なネット利用でのECショッピングがこれからも続伸しつずける現代。
ECによりリアルショッピングは縮小しますが、それでもECには無い「リアルな体感・体験」を提供できるのがリアル店舗。
これら二つのサービスは同じ土俵であれどサービスの本質は異なります。
テクノロジーが進化し世の中のあらゆるものが最適化され便利になるのと同時に、僕たちはリアルな五感で感じる原体験に精神・感情を満たしたいという欲求が生まれます。
五感で感じ原体験で得た精神が満たされた感情を脳が記憶し、その記憶された感情を再度求めるものです。
リアルな原体験を提供するサービスで精神と感情が満たせれないサービスにはますます価値は無くなり、EC等の簡潔な利便性を提供するサービスに駆逐されます。
ECにはEC、リアルにはリアルの強みが有りそれらの強みを最大限に生かしデザインし表現する。その先にあるユーザーの笑顔・精神と感情の満たしを一番に考え、その中で何が出来るのかをユーザーベースで創意工夫する。
ユーザーが接触し獲得する様々な情報(五感全てで取得できる情報)を、いかにユーザーベースでデザイン・表現し精神と感情を満たすか、という事でしょうか。
モノを買う=取得・消費するという行為の先にあるものをデザイン・表現しなけらばなりません。
モノやサービスの提供はあくまでも目的に対する手段である事を忘れてはならない。
ブランディングという戦略の本質は、ここに大きく帰属するのではないでしょうか。
そして今宵も僕は、悪戦苦闘しながらこの問いに取り組んでいます。
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